2003-04年末年始特集
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★アイデン&ティティ 初日舞台あいさつ 
アイデン&ティティ
 シネセゾン渋谷で20日に行われた、「アイデン&ティティ」の初日舞台あいさつは田口トモロヲ監督、原作のみうらじゅん、脚本の宮藤官九郎、出演した峯田和伸、麻生久美子、中村獅童、大森南朋、マギーと総勢8人が登場し、にぎやかな雰囲気となった。
 原作は92年に出た同名のコミック。バンド「SPEED WAY(スピードウェイ)」のギターを務める中島を主人公とした青春映画だ。映画全編に、原作者みうらじゅんと主人公中島にとって「ロックの神様」であるボブ・ディランの名曲が効果的に使われている。また、映画では世界で初めて「ライク・ア・ローリング・ストーン」がエンディング・テーマで使用されている。
 
監督:田口トモロヲ
田口トモロヲ
映画化するまでに時間がかかったということですが? 「10年前にみうらじゅんさんの原作を読んで、単純に純粋に感動しました。自分で何かこれを形にできないかと思ったところ、それが映画でした。映画の企画が立ち上がってから4,5年たったんですが、今回ようやく実現し、初日を迎えることができて、本当にうれしいです」
 「ぼくにとって大切な原作、大切なスタッフ、大切で大好きなキャストに恵まれて、自分にとっても大切で大好きな作品になりました。少しでも、そんな気持ちが届けばと思います。映画はお客さんに見られて完成するものだと思っていますので、本当に自由に見て、楽しんでいただければと思います」
原作:みうらじゅん
みうらじゅん
「すばらしい映画をスタッフの人と、キャストの人と、うちの友達とで作ってくれまして、とてもうれしいです。それと、ボブ・ディランに感謝させていただきます」
映画化の話は、田口監督との飲み屋での約束が始まりだったということですが? 「トモロヲさんと、“ブロンソンズ”というユニットを作り、飲み屋で活動していたときに“アイデン&ティテイ”を撮ってくれるという話がでて、『本当だね』って聞いたら、『本当だよ』っていう話しで、ずいぶんたったんですけどね。ぼくが人生の中で唯一知っている、飲み屋での約束を守ったという、ギネスブックにのってもいい男なので、すばらしいことだと思います」
試写会では涙を流されたとか? 「ぼくね、たぶんね、(ファインディング)ニモより泣いたと思います。ニモはまだ見てないけどね」
新生“スピードウェイ”を見て、自分たちの世代と違うなと、似ているなと思うところは?「漫画に書いた“スピードウェイ”というバンドはさえさえないバンドなんですよ。今、かっこよく見えてるけど。さえないバンドだったので、あえて“スピードウェイ”というさえない名前をつけたんです。“スピードウェイ”は小室哲哉(音楽プロデューサー)が一番初めにやってたバンドなんですよ。それを聞いて、これだと思ってこの名前をつけたし、もう慣れっこになってるけど、ジョニーって変だよ。やっぱり、日本人なのに、おかしいなと思って」(ジョニー役の中村「ついさっきまで、(ジョニーは)ものすごくかっこいいと思ってたんですけど・・・」)「この2時間くらい(映画の上映時間)の間にさえないバンドが成長して、かっこよく見せたのは、トモロヲさんが偉いんだ。トモロヲが偉かったの“だった”(田口監督がナレーションを務めるNHKの番組「プロジェクトX」での独特のナレーションをまねる) 」
脚本:宮藤官九郎
宮藤官九郎
脚本を書くときに一番気を付けのは? 「締め切りは守ろうかなと。結局守らなかったんですけど。あと、ぼくも原作が好きだったので、その世界をなるべく壊さないようにと思いました」
峯田和伸 ギターの[中島]役
峯田和伸
演技自体が初めてだったということですが。撮影現場はどうでしたか? 「楽しかったです」
せりふを覚えられるか不安はありましたか? 「すごい不安だったんですけど。ノートに何回も書いて、閉じてせりふを覚えて、なんか勉強みたいな感じで(覚えました)」
麻生久美子 中島の[彼女]役
麻生久美子
「この映画は本当にかわいくて、私にとって宝物みたいな映画になりました。みなさん、楽しんで見てください」
峯田さんと共演されてどうでしたか? 「純朴というか、こんな人間に出会ったの初めてというくらい、ちょっと衝撃的でした。まず、初めてお会いしたときに、全然目を見てくれないんですよ。全く目を合わせてくれなくて。話をしていても、全然ちゃんとしゃべってくれなくて。これからどうしよう、やっていけるのかなと思ったんですけど。だんだん心を開いてくれて、『ここ座る?』とか言ってくれて、ちょっとうれしかったです」
中村獅童 ボーカルの[ジョニー]役
中村獅童
(1回目の舞台あいさつで話すぎたという中村は「寡黙なイメージでいこうと思って」と渋い感じであいさつをするが、寡黙なイメージは続かず、マギーとの掛け合いになった)
映画の話がきたときどう思いましたか? 「高校時代、バンドをやっていたことがあったので、そういった経験が初めて芝居の中で生かせたかなと思いまして、大変うれしく思います」
スピードウェイは一言でどんなバンドですか? (中村とマギーの掛け合いに)
中村「スピードウェーイ」
マギー「一言で言えって言ったわけじゃないんだよ」
中村「試写会ライブをやらせていただいて、あの日をもってスピードウェイは解散しました。来年もできれば再結成したい、またライブをやっていきたいな、なんて思っているんですけどね、スピードウェイはとっても明るくて・・・」
マギー「一言で言えって言ってるんだよー」
中村「すみません。峯田くんという男と出会えて、とてもうれしいです。すみません、きょうは胸がいっぱいになっちゃって・・・」
大森南朋 ベースの[トシ]役
大森南朋
「きょうはわざわざ寒い中、ありがとうございました。きっと次の人(マギー)が面白いことを言うと思うので」
「いい映画なので楽しみにしていただけると。あんまりおもしろいこと言えないので次(マギー)いっちゃって下さい」
マギー ドラムの[豆蔵]役
マギー
(ドラムの豆蔵役だが、犯人役と観客をけむに巻くコメントをする)
「皆さんまだ映画を見る前の方々なので、詳しいことは言えませんが、犯人はぼくです。凶器はイカです。以上です」
「何を隠そうぼくは犯人役なもんですから、、断崖絶壁から飛び降りるシーンはちょっとあれなんですけど、あれはスタントマンがやってます」
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